マンガ配信サービス「サイコミ」で大人気となったをのひなおによる漫画作品、【明日、私は誰かのカノジョ】。
レンタル彼女や風俗、ホスト狂いなど現代の若い女性に潜むちょっとした闇の部分に焦点を当て、オムニバス形式でストーリーが進んでいきます。
今回はこの【明日カノ】にパパ活女子として登場する「リナ」について、現役パパ活女子の私が考察。
・リナの概要
・リナのパパ活の背景
・リナのパパ活のやり方やお手当てについて
漫画から読み取れるリナのすべてをまとめつつ、現役パパ活女子としての視点から掘り下げてみたいと思います。
明日カノのリナの概要
リナは明日カノの第1章の主人公である、レンタル彼女のアルバイトをする雪の友達。
雪とは同じ大学に通っています。
性格はとても明るく無邪気!
根もとてもやさしい女の子。
その容姿とノリの良い性格から男子にもかなりモテています。
一方で、学内の女性陣からは妬みの対象に…。
見た目はとってもかわいくてスタイルも◎、オシャレで男子からの人気も高く、一見人生を謳歌しているように見えます。
しかし内面は極度の寂しがりで承認欲求が強く、どこか常に満たされない孤独を感じています。
結果、男性に必要とされることで自分を満足させる恋愛依存のような状況に陥っています。
「男なんてみんな簡単」
「身体を餌にして愛想を振りまけば、大体は言うことを聞いてくれるんだから」
リナの心境としてこのような言葉が作中に登場しています。
自分の顔と身体を使うことで男性に言うことを聞かせ関係を持ち、その一瞬で心の隙間を埋めようとするリナ。
しかし結局は、
・マッチングアプリで出会った既婚者に騙され傷つく
・ナンパについていき3P、終わったあと自己嫌悪に襲われる
など男関係で自分の心を削っています。
明日カノのリナのパパ活の背景
リナは作中に初めて登場した時から、雪に対してパパ活していることをオープンにしています。
「リナのLINEのプロフ画って雪と一緒に撮ったやつじゃん?」
「それ見たパパがね!今度雪も一緒に食事しないかって言ってきたの!」
リナは自分の承認欲求を満たす一環としてパパ活をしていることが予想できます。
パパ活をすれば男性から大切に扱ってもらい、さらにはお手当てとしてお金も手に入りますからね。
エピソードの中では妻子持ちの男性に騙されたリナが
「パパ活なんかやって若さと女を切り売りしたからバチがあたったのかなぁ…」
なんてつぶやくシーンも。
パパ活をして金銭的にも精神的にも満たされる瞬間を味わう一方で、どこかそれは違う、と考えている部分もあるようです。
しかし結局リナは身体の関係ありのパパ活を辞めることができません。
雪に対しては、身体の関係は無しで食事だけでお金をもらったり、洋服を買ってもらったりしているとごまかしてパパ活を続けています。
さらにほかの同級生たちには、高級ブランド品を持っていることについても「フリマサイトで買った」とごまかし、パパ活していること自体を隠して生活しているのです。
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明日カノのリナのパパ活のやり方やお手当てについて
ここからは現役パパ活女子の私が、リナのパパ活のやり方やお手当てについて、現実的に見てどうなのか?掘り下げてみたいと思います。
リナのパパ活の活動スタイル
作中で具体的には明らかにされていませんが、リナはマッチングアプリを使ってパパ活していることが予想されます。
「マッチングアプリ」と表記されてはいるものの、現実的には普通のマッチングアプリでパパ活するのは困難。
おそらく作品の中で「マッチングアプリ」と表現されているのはパパ活アプリやサイトなのではないかと思います。
実際、登場人物の一人であるリナのパパがほかの女の子と顔合わせするシーンではパパ活アプリのプロフィール画面のような絵が描かれています。
【考察】
・ペイターズ
・シュガーダディ
・LONE&
など、リアルにパパ活するならこのあたりのパパ活アプリへの登録は必須。
純粋な男女の出会いを求めている男性ばかりのマッチングアプリでは、リナのように毎回お金をくれるパパを見つけることはできません。
リナのパパについて
作中では、リナには1人継続して関係を持つ都度パパ(飯田)がいました。
都度パパとは会うたびにお手当てをくれるパパのことです。
リナはさみしくなると飯田に連絡し、飯田は暇になるとリナに連絡する。
飯田とは大人の関係ありが前提でした。
しかしリナは飯田以外にもパパを探しており、エピソードの中では新規パパとの顔合わせをしているシーンも描かれています。
【考察】
リアルなパパ活の場合、パパとの関係性は大きく2種類。
・都度契約…リナのように会うたびにお金をもらう
・定期契約…定期的に会う代わりに一括でお金をもらう
定期契約は安定性があるうえ、資金力のある男性が相手のパターンが多いです。
新しいパパを探す手間なく確実に毎月お金がもらえるのがメリットですね。
また、一括でまとまったお金がもらえるので都度契約よりも確実性があります。
都度契約の場合、パパと会うたびに現金が手に入るというメリットがあります。
しかし個人的な経験上、都度契約を望むパパは定期契約を望むパパより資金力的には下のパターンが多いように思います。
リナのお手当てについて
リナは継続仕して関係を持つ飯田というパパから、おそらく毎回4万円程度の金額を受け取っていました。
というのも、
「今日は手持ちが少ないからこれでいい?」と渡された額が3万円。
契約解消の手切れ金として渡され、リナが「いつもより多い」といった額が5万円だからです。
また、新規パパとして登場する男性から定期的に会って月2万円という額を提示され「条件が合わない」と断るシーン。
さらに同じ男性から「あれからリナちゃんクラスの女の子にいくらぐらい渡すべきかちゃんとわかったから…大人の関係ありで一回4万はどうかな?」という提案があるシーンもありました。
明日カノのパパ活編の相場は、身体の関係ありで4万円くらいに設定されているようですね。
【考察】
リアルなパパ活と比較し、身体の関係ありのお手当てが4万円というのは正直微妙です。
リナのように容姿端麗な女性であれば、実際のパパ活ではもっともっと高い金額を受け取れてもまったくおかしくありません。
リナは大学生ということで20代前半の年齢。
若くてかわいい女の子であれば大人の関係ありのパパ活では5万円以上受け取れることが多いと思います。
また、リアルなパパ活ではリナのようにとびぬけた美人でなくても稼げるというギャップもあります。
どちらかというと、一緒にいて癒されたり楽しい時間を過ごせたり…という内面重視でお手当ての額を決めるパパが多いからです。
リナはアプリを中心にパパを探していましたが、現実的にはパパ活するなら交際クラブに登録すればもっと高額のお手当てを渡してくれるパパとの出会いがあります。
作中ではアプリしか登場していませんが、本当にパパ活するならアプリ+交際クラブへの登録が稼ぐための近道です。
リナのパパ活の問題点
最後に、リナのパパ活の問題点を現役パパ活女子の視点から考察したいと思います。
▼リナのパパ活の問題点▼
・パパ活=身体の関係、になってしまっている
・都度パパ飯田にきちんとお手当て交渉ができていない
・パパに対する態度
パパ活=身体の関係、になってしまっている
実際のパパ活ではリナのように必ず身体の関係を持たなければ稼げないわけではありません。
リナが雪に対してごまかしのためについていた嘘のように、食事や買い物だけでお小遣いをくれるパパもたくさんいます。
リナは自分を認めてもらうには身体を差し出すしかない、と考えているようですがリアルなパパ活では全くそのようなことはありません。
都度パパ飯田にきちんとお手当て交渉ができていない
都度パパの飯田が「手持ちがないから」と少ないお手当てを渡してきた場面ではそのままおとなしく引き下がってしまってる上、その後も継続して飯田と会っています。
リアルなパパ活の場合、一度でもいつもより安い金額を渡してくる男性は危険。
その後、あれこれ理由を付けてお手当てを引き下げてくる可能性があるからです。
交渉したり、自分から連絡する頻度を減らしたり…といった対処が必要です。
パパに対する態度
リナの性格的な部分もあると思いますが、とにかくリナのパパに対する態度は子供です。
彼氏ができたからといきなり2か月音信不通になったり、かと思えば寂しいからと急に呼び出したり…。
自分が雪を紹介したことによって都度パパ飯田の心が揺らぐと、やきもちから雪との関係を聞き出そうとして結局契約を切られてしまいました。
実際のパパ活では、自分のわがままを最優先してしまうと高確率で失敗します。
金銭的に余裕のある太いパパほど、リナのように子供っぽく余裕のない態度に冷めやすい傾向があります。
リアルにパパ活するなら、プライベートの自分の状況やメンタルとは切り離してパパと接するべきでしょう。
まとめ
今回は大人気漫画【明日カノ】のパパ活編エピソードの主人公リナについて徹底して掘り下げました。
内容としては、リナに自分を重ねて共感するパパ活女子も多いのではないかと思います。
しかし承認欲求のためや寂しい心を満たすためにパパ活する場合、失敗や逆に病む原因になります。
現実的にパパ活で稼ぐならリナの状況や行動を反面教師にして、もっと割り切った考え方で活動するべきでしょう。
漫画の最後では、リナはパパからの連絡を無視して好きな男の子と過ごす時間を選びました。
このあたりは、「いつかパパ活を卒業して生きて行く」という目標にしたい部分でもありますね。
それではまた。